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ウクライナ停戦の「仲介者」演じる中国が願う「結末」は...
ILLUSTRATION BY AYAKO OCHI FOR NEWSWEEK JAPAN
<プーチン、ゼレンスキー、習近平の3人が停戦協議のテーブルについたら、きっとこうなるに違いない>
【三者協議】
ウラジーミル・プーチンとウォロディミル・ゼレンスキーが、習近平(シー・チンピン)に招かれて北京で会談した。3人は停戦について協議を始めた。
すると突然、彼らの前に妖精が現れた。妖精は言った。
「停戦について話し合うようね。そんな3人に私からプレゼントをあげましょう。一人一つずつ、何でも望みをかなえてあげます」
まずゼレンスキーが言った。
「ロシア軍の壊滅を願う」
続いてプーチンが言った。
「ウクライナ軍とNATO軍の壊滅を願う」
習は何も言わなかった。妖精が不思議に思って聞いた。
「あなたはどうして何も望みを言わないの?」
習が言った。
「いや、別に。2人の望みがしっかりかなえられれば、それでいい」
ロシアによるウクライナ侵攻の幕が、なかなか下りない。幕の下ろし方が分からなくなっている。戦争の終わらせ方ほど難しいものはない。短期戦を想定した戦争が長期化することは、歴史の教えるところである。
そんななかで各国の思惑が激しく飛び交う。とりわけ「キーマン」として存在感を増しているのが中国だ。
国際社会から経済制裁を受けるロシアだが、そんな同国に手を差し伸べているのが、自称「中立」の中国である。いくつもの「抜け穴」を提供していると言ってもいい。
3月には習近平国家主席が訪ロし、プーチン大統領と会談。両者は2国間関係の協力強化について話し合ったとされる。
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