- HOME
- コラム
- たかがジョーク されどジョーク
- 中国製ワクチンを打った!副反応は? → 「偉大なる…
中国製ワクチンを打った!副反応は? → 「偉大なる...」
ILLUSTRATION BY AYAKO OCHI FOR NEWSWEEK JAPAN
<ワクチンの世界的な争奪戦が激化している。中国製ワクチン、アメリカ製ワクチン、ロシア製ワクチン。こんなジョークが世界で流行中だ>
【副反応】
中国製の新型コロナウイルスワクチンを接種した日本人が言った。
「多くの日本人が中国製ワクチンに不安を感じるのはよく分かります。しかし、結論から言うと何の問題もありません。
副反応ですか? 私の場合は、全くありませんね。何ら異常ありませんよ。
とにかくこれは習近平(シー・チンピン)国家主席のおかげです。偉大なる中国共産党への感謝の気持ちが自然とあふれてきます。謝謝」
ワクチンの世界的な争奪戦が激化している。
中国ではシノバックやシノファームといった自国企業が開発したワクチンの接種が進行中。さらに「ワクチン外交」を標榜し、国外への輸出にも力を入れている。
しかし、これには世界各国から「ウイルスのほうがマシ」「瓶にドクロマークを付けておいて」といった声が続出。
フランスのマクロン大統領は中国製ワクチンに関し、「情報が一切共有されていないため有効性は不明」「効果がなければ新たな変異さえ助長しかねない」などと発言している。
アメリカやイギリスでは接種が順調に進んでいるが、フランスやドイツでは遅れが目立ち、感染者数を思うように抑え込めていない。
ロシアは「スプートニクV」などのワクチン開発に成功。「スプートニクV」は既に世界50カ国以上で承認されている。
ただし、ロシア国内では「本当はアメリカやイギリス製のワクチンがいい」との声も。また、アルゼンチンのフェルナンデス大統領は「スプートニクV」を接種したが、その後の検査で「陽性」に。
ロシア製ワクチンに関しては、以下のようなジョークも流行中である。
【効能】
アメリカとロシアのワクチン。それぞれの効能とは?
アメリカ製ワクチン――接種後、「自由」や「正義」が口癖になる。
ロシア製ワクチン――接種後、オリンピックで金メダルが取れるようになる。
緊急入院し、生き方を見つめ直そうと考えた翌日、連載終了のメールが届いた 2023.09.12
日本の政治家は「中学生レベル」...で怒るのはだれか 2023.07.21
ウクライナ停戦の「仲介者」演じる中国が願う「結末」は... 2023.06.26
ChatGPT、Bard... AIは決して間違えない、決して。 2023.05.25
立憲民主、共産党、れいわ......選挙の時の有権者の気持ちはこんなもの 2023.04.11
祭りの日に、プーチンは死ぬ 2023.03.27
バス運転手から「出産祝い」、これってあり!? 2023.02.20