もうEVに乗り換えるしかないのに、日本の「出遅れ感」と「痛恨のミス」が気になる...

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<市民にできる最も効果的な温暖化対策は電気自動車を選ぶことで、「待った」をかけるのは石油天然ガス業界とその支援を受ける政治家のみ。それなのに日本はなぜFCVに注力するのか?本誌「ISSUES 2024」特集より>
世界は2024年も引き続き、加速度的に進む交通技術革命を目の当たりにすることになる。この革命の主役は電気自動車(EV)だ。
地球温暖化の進行を止めるために市民ができる最も効果的なことを一つ挙げろと言われたら、答えは簡単。EVに乗り換えることである。
世界のエンジン車の販売台数は2017年をピークに下降に転じている。一方、世界のEVの販売台数は22年の1050万台から24年には1900万台に増え、25年には2200万台に達して、世界の自動車販売台数の26%を占める見込みだ。
その後もこの流れは続き、30年には4200万台に達し、世界の自動車市場の実に44%を占めるとみられている。
社会が新技術をどう受け入れるかを示す「技術採用曲線」でEVは今、飛躍的に普及が進む「アーリー・マジョリティー段階」にある。
ノルウェー、フランス、アメリカの一部の州など30以上の国・地域が40年までにエンジン車の販売を禁止すると宣言している。中国も35年までに禁止するという。
今後20年ほどで自動車市場のほぼ100%をEVが占めるようになる、との予想もあながち誇張ではなさそうだ。
うちの息子が私の愛車、起亜(韓国)のニロを運転して加速感の素晴らしさに驚いた、と言っていた。彼の言うとおり。私が以前乗っていたアウディのA5スポーツバックでさえ、EVのニロと比べると立ち上がりが遅いと感じるほどだ。
■【動画】起亜(韓国)のニロ を見る
義理の娘は初めてニロに乗ったとき、「音が静か!」と感嘆の声を上げた。わが愛犬モホークは牛乳配達のトラックのエンジン音には到着2分前から反応するが、私のEVには全く気付かず、車が家の前に現れて初めて歓迎してほえる。
人類が放出している二酸化炭素(CO2)のせいで、今後50年間に世界の海面は上昇し、気温は上がり、地球の一部は人間が住めなくなるだろう。
CO2排出の65%が化石燃料由来であり、14%が交通部門由来だ。車と家の暖房が排出するCO2は、消費者による地球温暖化促進の2大要因であり、裏を返せば消費者ができる温暖化防止の2大対策である。
あなたが車のオーナーなら、温暖化防止のために今すぐできることはEVへの乗り換えだ。一市民の購買行動が地球の未来を変える大きな一歩となる。
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