ベトナムと日本人
「路地裏」の活気に魅かれて引っ越しました!
バイクトラックで楽々お引越し!?
筆者が引越した町はミディン通り(Đường Mỹ Đình)にあるラン・ニャン・ミイ(Làng Nhâng Mỹ)という路地街です。路地裏への引っ越しなので、路地の途中までしか入れませんから、セ・バ・ガック(Xe Ba Gác)という3輪車~バイクトラックを使い引っ越しをしました。これは傷痍軍人が社会で働くために政府が用意したもので、傷痍軍人しか乗る事が出来ません。この荷台部分にハンモックをつけて昼寝をしている姿を街で見かける事ができますよ。
渋い!荷物を運んでくれた3輪車(撮影:筆者)
3輪車運転手のおじさん。やさしいです。今回の引越料は約3千円。(撮影:筆者)
バイクトラックの助手席に初めて乗りました。風が気持ちいい!(撮影:筆者)
変わりつつあるベトナムの路地裏
筆者の新住居!(撮影:筆者)
(撮影:筆者)
ベトナムに初めて住むなら、筆者が初めてべトナムに住んだ時の様に日本人街の外国人用サービスアパートやタワーマンションをお勧めします。
でもベトナムの生活に慣れてきたら路地裏のアパートをお勧めしますよ。最近の建築ラッシュで路地裏にも新しいアパートが増えて、そういうアパートには、新世代のベトナム人テイストが溢れています。筆者は伝統的なベトナム住居が好きですが、新しいベトナム流にとても興味があるんです。あ、この部屋の先住者は、有名なベトナム人プロゲーマーだったそうです。
私の住むアパートは2019年に建てられた新築アパート。台所やタンス・ベッド等も新しく、ベトナム人向けのアパートだけど窓にはUVカットの青みがかったフィルムが貼られていたり、アパートの門と入口に指紋認証のカギがあったりとベトナム流の新しい設備があり、かなり快適です。家賃は管理費込みで約2万円。
ここの物件はべトナムの不動産サイトを見ていて偶然見つけたんですが、オーナーの年齢は30代で、東京の大学院卒で日本語と英語が話せるんです。なんという偶然!コミュニケーションしやすいのもいいです。縁を感じて数日後にはもう契約をしていました。
そして路地街暮らしを勧める理由がもう一つ。本記事の前半で紹介した「路地街」にも変化があるからです。ベトナムの国の平均年齢は31才と若い国、そんな若い国ですから、路地街に店を出す若者も多く「街が生きている」ことを感じる事が出来ます。人口減少や大型商業施設の影響で、日本の地域活性化は苦戦しているところが多いですが、ベトナムでは路地裏街だからといって衰退した街というわけではないんです。
筆者が住む路地街の入り口。この奥に路地街ワールドが広がっています。(撮影:筆者)
これからのベトナム路地裏街暮らし、多くの気づきがありそうです!
著者プロフィール
- ヨシヒロミウラ
ベトナムハノイ市在住。北海道江別市出身。武蔵大学経済学部経営学科卒業。2017年に国際交流基金日本語パートナーズとしてハノイに派遣。ベトナムの人々と社会に魅了されベトナム定住。現在進行形のベトナム事情を執筆。ベトナム情報ブログ「ベトナムの日本人」と北海道江別市の情報サイト「江別市民ニュース」も運営。ベトナムハノイ市の日本食ネットスーパー「アクルヒハノイネットスーパー」応援係。えべつ観光特使として北海道江別市の納豆をベトナムへ輸出コーディネイト。ベトナムと日本・北海道を繋げる。ツイッター @yoshihiro_x