ウクライナ新兵器「ヘリ型ドローン」に防空ミサイル一斉発射の映像、実は自軍ヘリへの「誤射」だった?
Russian Air Defense Fires At Mystery Objects in Sky, Sparking Speculation
ロシア国営メディアは敵軍のドローンだったと主張
米欧州軍司令官を務めるクリストファー・カボリ陸軍大将は米議会で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナに対する本格侵攻を開始してから2024年4月までに、ロシア軍は航空機の約10%を失ったと述べた。
モスクワで夜間に防空システムが作動した際の映像は、ロシアの民間軍事会社ワグネル・グループとつながりのある「APワグネル」をはじめとする複数の著名なテレグラムチャンネルで共有された。
APワグネルは投稿の中で「モスクワ州でヘリコプターがウクライナ軍のドローンと誤認されて攻撃された。撃墜には失敗した。グッド・ラック!」と述べた。
ロシアの独立系ジャーナリストらが運営するテレグラムチャンネル「アストラ」が共有した動画には、「それはヘリコプターだ、このバカ!」という目撃者の声が入っている。
一方でウクライナ戦争関連の情報を掲載するロシアのテレグラムチャンネル「ミリタリー・インフォーマント」は、ヘリコプターによく似たウクライナ軍のドローンがモスクワ州ナロフォミンスクでロシアの防空システムに迎撃されたと報告。「映像に映っている機体は、光で浮かび上がる輪郭を見るとヘリコプターによく似ているが、疑問は残る」と述べた。