最新記事
アメリカ

反トランプのうねり、どこまで大きくなればアメリカを引き戻せるのか

'Hands Off' Protesters Rally Against Trump In New York

2025年4月7日(月)17時45分
ヘスス・メサ
シカゴの通りを埋め尽くした反トランプ・デモ

「すごい人です」とキャスターも驚く規模に(写真はシカゴ、4月5日)  CBS Chicago/YouTube

<全米200カ所以上でトランプに「ハンズ・オフ(手を出すな!)」と抗議するデモが発生。シカゴやボストン、ミネアポリスなど各地で過去最大の参加者がトランプとイーロン・マスクに対する抗議の声をあげた>

4月5日、何千人もの人々が抗議のためにマンハッタンの五番街に詰めかけた。ドナルド・トランプ大統領と大富豪イーロン・マスクに対する全国的な抗議運動「ハンズ・オフ!(手を出すな!)」に加わる形で、声をあげた群集はトランプ政権への反対をアピールした。

ボストン

この抗議デモは、5日に全米で開かれた1200以上のデモのひとつで、公民権擁護団体、労働組合、権利擁護団体が支援する草の根運動「ハンズ・オフ!」が組織した。

デモに参加した人々は、第2次トランプ政権の開始から数カ月間にとった行動についてトランプとマスクを非難し、連邦政府職員の大量解雇、移民取り締まり、ウクライナとガザでの紛争へのアメリカの関与の仕方を批判した。

フランクフルト、ベルリン、ロンドン、リスボン、パリなどヨーロッパの各都市でも、アメリカでのデモに連帯して数百人が街頭に繰り出した。

5日のニューヨークの5番街は、抗議する人々の行列で埋め尽くされた。数千人がマンハッタンのミッドタウンを行進し、今年最大の組織的なデモの1つとなった。

スローガンを唱え、旗を振り、手作りのプラカードを掲げながら歩くデモの長さは20ブロック近くにも及んだ。

自動車
DEFENDERの日本縦断旅がついに最終章! 本土最南端へ──歴史と絶景が織りなす5日間
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

一部の価格上昇、関税の影響を先取りしたもの=クーグ

ワールド

米政権、関税90日間停止の報道を否定 「フェイクニ

ワールド

EU、来週にも対米報復関税の徴収開始へ 交渉による

ワールド

ロシア、原油下落の影響軽減へ全力=大統領報道官
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ関税大戦争
特集:トランプ関税大戦争
2025年4月15日号(4/ 8発売)

同盟国も敵対国もお構いなし。トランプ版「ガイアツ」は世界恐慌を招くのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 4
    「吐きそうになった...」高速列車で前席のカップルが…
  • 5
    紅茶をこよなく愛するイギリス人の僕がティーバッグ…
  • 6
    フジテレビが中居正広に対し損害賠償を請求すべき理由
  • 7
    ロシア黒海艦隊をドローン襲撃...防空ミサイルを回避…
  • 8
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 9
    【クイズ】日本の輸出品で2番目に多いものは何?
  • 10
    ユン韓国大統領がついに罷免、勝利したのは誰なのか?
  • 1
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼
  • 4
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    5万年以上も前の人類最古の「物語の絵」...何が描か…
  • 7
    【クイズ】日本の輸出品で2番目に多いものは何?
  • 8
    「最後の1杯」は何時までならOKか?...コーヒーと睡…
  • 9
    ロシア黒海艦隊をドローン襲撃...防空ミサイルを回避…
  • 10
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 7
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 8
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 9
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中