最新記事
EV

イーロン・マスクの急所を突け!最大ダメージを与える方法とは?

Teachers Union Leader Aims to Hit Elon Musk Where It Hurts

2025年3月3日(月)15時20分
ピーター・エイトケン

テスラへの投資を「真剣に見直す」べき

政府効率化省(DOGE)というホワイトハウスの特別タスクフォースを率いるマスク氏は、連邦政府の人員削減や契約の再編を積極的に進め、政府支出の削減を狙っている。

AFTの報道官アンドリュー・クルック氏は本誌に対し、「3月1日時点で、いずれの企業からも回答を受け取っていない」と述べた。また、「JPモルガンによれば、テスラの株価はファンダメンタルズ(企業の本質的価値)と乖離している」と指摘し、今回の要請の背景にそれがあると説明した。

AFTのワインガーテン会長は、2月27日の朝にXで次のように投稿した。

「すべての労働者は安心して老後を迎えられるべきだ。今週だけでも、テスラの株価がまるでクイックサンドに沈むサイバートラックのように急落している。だから私たちは資産運用会社にテスラへの投資を真剣に見直すよう求めている」

AFTの報道官クルック氏も3月1日に本誌にコメントし、「JPモルガンによれば、テスラの株価はファンダメンタルズと乖離している。これが資産運用会社への要請のきっかけとなった」と述べた。

資産運用会社からの正式な回答はまだない。また、個別の評価見直しがテスラの株価全体にどのような影響を与えるかは不透明だ。

20250311issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年3月11日号(3月4日発売)は「進化し続ける天才ピアニスト 角野隼斗」特集。ジャンルと時空を超えて世界を熱狂させる新時代ピアニスト、29歳の「軌跡」

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

1月完全失業率は2.5%で横ばい、有効求人倍率1.

ワールド

ゼレンスキー氏「米国の支援に期待」、戦争終結へ協調

ワールド

トランプ氏の役割は戦争終結に「決定的」、ウクライナ

ビジネス

訂正TSMC、米に1000億ドル投資 トランプ大統
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:進化し続ける天才ピアニスト 角野隼斗
特集:進化し続ける天才ピアニスト 角野隼斗
2025年3月11日号(3/ 4発売)

ジャンルと時空を超えて世界を熱狂させる新時代ピアニストの「軌跡」を追う

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 2
    「浅い」主張ばかり...伊藤詩織の映画『Black Box Diaries』論争に欠けている「本当の問題」
  • 3
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 4
    ニンジンが糖尿病の「予防と治療」に効果ある可能性…
  • 5
    イーロン・マスクの急所を突け!最大ダメージを与え…
  • 6
    バンス副大統領の『ヒルビリー・エレジー』が禁書に…
  • 7
    アメリカで牛肉さらに値上がりか...原因はトランプ政…
  • 8
    米ウクライナ首脳会談「決裂」...米国内の反応 「ト…
  • 9
    世界最低の韓国の出生率が、過去9年間で初めて「上昇…
  • 10
    生地越しにバストトップがあらわ、股間に銃...マドン…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    イーロン・マスクへの反発から、DOGEで働く匿名の天才技術者たちの身元を暴露する「Doxxing」が始まった
  • 4
    富裕層を知り尽くした辞めゴールドマンが「避けたほ…
  • 5
    ニンジンが糖尿病の「予防と治療」に効果ある可能性…
  • 6
    イーロン・マスクのDOGEからグーグルやアマゾン出身…
  • 7
    「絶対に太る!」7つの食事習慣、 なぜダイエットに…
  • 8
    東京の男子高校生と地方の女子の間のとてつもない教…
  • 9
    ボブ・ディランは不潔で嫌な奴、シャラメの演技は笑…
  • 10
    日本の大学「中国人急増」の、日本人が知らない深刻…
  • 1
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 2
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 3
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 4
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 5
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 6
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 7
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 8
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 9
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チー…
  • 10
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中