コウモリ由来の「新たなコロナウイルス」が中国で発見、米CDCの見解は?

武漢研究所などは異種間伝播のリスクを指摘 THOMAS PETERーREUTERS
<新たなウイルスを見つけたのは、コウモリのウイルス研究の第一人者、石正麗が率いる研究チーム。新型コロナウイルスは、石が所属していた武漢研究所から流出したという説も...>
パンデミックの再来か。中国の武漢ウイルス研究所などが先日、米学術誌セルで発表した論文で、コウモリ由来のコロナウイルス「HKU5-CoV-2」を発見したと報告し、懸念が高まっている。
米疾病対策センター(CDC)は「現時点で、公衆衛生上の懸念と見なすべき理由はない」と、本誌に回答。「ヒトへの感染は確認されていない」と強調した。
新たなウイルスを見つけたのは、コウモリのウイルス研究の第一人者、石正麗(シー・チョンリー)が率いる研究チームだ。新型コロナウイルスは、石が所属していた武漢研究所から流出したという説がある。
HKU5-CoV-2はMERS(中東呼吸器症候群)の原因ウイルスと同じメルベコウイルス属で、新型コロナウイルスと同様、ACE2受容体に結合して細胞に侵入する。「直接伝播や中間宿主経由で、ヒトに異種間伝播するリスクが高い」と、論文は指摘するが、ヒトからヒトに感染するかはまだ不明だ。

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