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口先だけ...「完璧主義タイプ」な部下や子供を10秒で動かす、簡単「やる気スイッチ」とは?

2025年3月5日(水)18時58分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

お子さんであれば、放送委員をやりたいと話していたのに立候補しようとしない、入りたい部活があると言っていたのに見学にすら行かない、仲良くなりたい友達がいるのに自分から声をかけられない......。

こんなとき、どうしたら相手はスムーズに行動できるのでしょうか。

ここまで読んでいただいた方はもうおわかりだと思いますが、「自分でやりたいと言っていたのに、なんでやらないの?」「意見や提案があるのに、なんで発言しないの?」などと、相手を責めたり、追及したりして、無理やり動かそうとしても相手の行動にはつながりません。では、どうすればいいのでしょうか。

2つの行動原理を利用する

まずは「人の行動原理」を理解するところから始めましょう。

人の行動原理は大きく分けると2つしかありません。1つめは「快追求」2つめは「不快回避」です。

簡単に言うと「快追求」とは、「欲しい」という欲求です。何か得たいものがある、夢や目標を実現したい、あるいは「楽しい」「うれしい」「気分がいい」という感情を得るために行動することです。

一方の「不快回避」は、嫌なことを避けるための行動です。「つらい、苦しい、痛い」といったことを避けるため、あるいは「恥をかきたくない」「迷惑をかけたくない」「怒られたくない」から行動します。

ここには、不健康になりたくないから禁酒・禁煙するといった「デメリットを避けるために行動をやめる」という行動も含まれます。不快回避の最たるものが、「火事場のバカ力」です。

これらを踏まえると、行動できない要因は、メリットが小さすぎて「快追求」のスイッチが入らない場合と、うまくいかなかったときのリスクが大きすぎて「不快回避」のスイッチが入ってしまい動けない場合の2種類あるということです。

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