ウクライナ紛争終結へ協議継続で米露合意...ウクライナ参加せず
譲歩みられず
ロシアはいかなる譲歩も示唆せず、米当局者らも会合で譲歩が得られたとは主張していないため、協議が和平交渉に発展するかどうかについては不透明感が漂う。
オバマ元政権で駐ロシア大使を務めたマイケル・マクフォール氏はXで「プーチン大統領が和平交渉に向け一歩でも譲歩する意向があるという証拠は、これまでのところ全くみられない」と述べた。
外交使節団の機能回復で合意
米ロは今回の会合で、外交使節団の通常機能を相互に回復させることで合意。ロシアによるウクライナ全面侵攻などを受け米国がこれまでにロシアに課した外交使節団の制限が大幅に緩和される可能性がある。
ルビオ長官は「対話の経路を維持するために、通常の機能を果たせる活発な外交使節団が必要になる」とし、第一段階として、米ロがそれぞれの外交使節団の機能を迅速に回復させるための実務者を任命することで合意したと明らかにした。
ただ、具体策については言及しなかった。米国務省からもコメントは得られていない。
ロシア外務省によると、ラブロフ外相はリヤドでの会合に先立ち15日に実施したルビオ氏との電話会談で、在米ロシア使節団の機能について協議していた。


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