ホームレスが「かりゆし58」前川真悟さんと作った名曲「かわがないてるよ」を知っているか
■「かわがないてるよ」ミュージックビデオ
幼少期から歌詞を書き続け、コインロッカーに入れていたが
征一郎さんには、子供の頃、ミュージシャンになりたいという夢があった(参考記事:「ホームレスになることが夢だった」日本人男性が、本当にホームレスになった)。小さい時から歌詞を書き始め、歌詞を書いたノートはたっぷりと積み上げるほどあった。ノートはコインロッカーに入れていたが、時間が経つと料金が高騰したため、お金がないと取り出せず、最後は行方不明になってしまったという。
征一郎さんによれば、「かわがないてるよ」の歌詞は即興で作った。歌詞の1番はわずか20分足らずで完成させたそうだ。
前川さんは、ホームレスの征一郎さんが書いた歌詞を、次のように絶賛している。
「『かわがないてるよ』は一人でも多くの人に聴いて欲しい。プロのミュージシャンも、とにかくみんな、世界中の人に聴いて欲しい。せいいちろうさんの歌詞のすごいところは、世界中のどの言語に訳してもたぶんちゃんと届くんです。だからあえてこの童謡のようなメロディをつけています。世界中の人に、もっと本質的な、揺るがないニュートラルである自分たちの元々のサイズや、元々の命というもの、未来についてをあんなに優しく書いている歌詞だから、これはもしかしたら世界の人を救う言葉であり、音楽になりうるんじゃないかなと思っています」
(対談記事「かりゆし58前川×ホームレスせいろく社会貢献とエンタメを融合させるプロジェクト「ヨナオシジャングル」から見えたものとは?【対談企画】より)