ごうごうと燃え上がる燃料施設...ロシア国内の重要施設がウクライナ軍ドローンによる「集中攻撃」の標的に
Videos Show Russian Fuel Facilities on Fire After Drone Strikes
一方のボルゴグラードでは、一晩のうちに少なくとも50回は爆発があったと住民たちが述べており、ほぼすべてのドローンが現地の石油精製所周辺で撃墜された。この石油精製所はロシア石油大手ルクオイルのものだと、ロシア治安当局に近いテレグラムチャンネル「バザ(BAZA)」は報じている。
アストラによると、ドローン攻撃で停電が発生した地区もあったという。
ウクライナの軍事サイト「Militarnyi」によると、米航空宇宙局(NASA)が運営する「資源管理システムのための火事情報(FIRMS)」では、2月3日午前1時26分に同施設で火災が発生したことが分かるという。
ロシア国防省はテレグラムで、自国の防空システムが同国上空で一晩に70機のドローンを撃墜したと発表した。内訳はロストフ州で27機、ボルゴグラード州で25機、アストラハン州で7機とされている。本誌はこの件についてまだ検証できていない。
アストラハン州のバブーシキン知事はテレグラムで、「電子戦システムと防空システムが正常に作動した。ドローン1機が墜落した際に火災が発生した。死傷者は出ていない」と述べた。
また、ボルゴグラード州のアンドレイ・ボチャロフ知事は「国防省の防空部隊が、ボルゴグラード州上空で飛行機型ドローンによる大規模な攻撃を撃退した」と発表した。