最新記事
不法移民

アメリカで罪を犯した不法移民は「グアンタナモ強制収容所」送りの恐怖【トランプ2.0】

Trump Directs Guantanamo Bay to Prepare to Hold up to 30,000 Migrants

2025年1月30日(木)16時36分
ゲイブ・ウィズナント、ジーザス・メサ

トランプは今回、不法移民取り締まりの必要性を記した文書に基づき、このグアンタナモ基地移民収容センターを拡張するよう米国防長官と米国土安全保障長官に指示した。

文書には次のように記されている。「米国防長官および米国土安全保障長官に対して、グアンタナモ米海軍基地の移民収容センターを最大限に拡張し、米国内に不法に滞在している重要犯罪外国人を収容するための追加スペースを確保するとともに、米国防総省および米国土安全保障省が特定した移民取り締まりの必要性に対応するために、あらゆる適切な措置を講じるよう指示する」

【AIに聞いた、グアンタナモはどんなところ?】




グアンタナモ強制収容所は、キューバのグアンタナモ湾にあるアメリカ海軍基地内に設置された収容施設。2002 年から、アメリカ政府はテロとの闘争の一環として、テロ容疑者や敵対勢力とみなされる者をこの収容所に収容してきた。グアンタナモ強制収容所は、人権侵害や長期にわたる収容者の拘束などにより、国際的な批判の的になっている

オバマ政権はグアンタナモ強制収容所の閉鎖を目指したが、議会や世論の反対に遭い完全な閉鎖には至らず、トランプ政権はその阻止して収容者の数を増やした。

【随時更新】トランプ政権の最新ニュース・ニューズウィーク独自分析・解説
newsweekjp20250124015806-07076c1cafd205392170b95505ac2d7408d68a5e.png

20250204issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年2月4日号(1月28日発売)は「トランプ革命」特集。大統領令で前政権の政策を次々覆すトランプの「常識の革命」で、世界はこう変わる


※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米キャタピラー、通期売上高は微減の見通し 需要低迷

ワールド

欧州委員長、電動化や競争巡りEUの自動車業界と協議

ワールド

米高裁、21歳未満成人への銃販売禁止に違憲判断

ビジネス

大和証Gの10-12月期、純利益は63.9%増の4
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ革命
特集:トランプ革命
2025年2月 4日号(1/28発売)

大統領令で前政権の政策を次々覆すトランプの「常識の革命」で世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 4
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 5
    東京23区内でも所得格差と学力格差の相関関係は明らか
  • 6
    ピークアウトする中国経済...「借金取り」に転じた「…
  • 7
    「やっぱりかわいい」10年ぶり復帰のキャメロン・デ…
  • 8
    DeepSeekショックでNVIDIA転落...GPU市場の行方は? …
  • 9
    空港で「もう一人の自分」が目の前を歩いている? …
  • 10
    フジテレビ局員の「公益通報」だったのか...スポーツ…
  • 1
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果が異なる【最新研究】
  • 4
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 5
    緑茶が「脳の健康」を守る可能性【最新研究】
  • 6
    DeepSeekショックでNVIDIA転落...GPU市場の行方は? …
  • 7
    血まみれで倒れ伏す北朝鮮兵...「9時間に及ぶ激闘」…
  • 8
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 9
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 10
    煩雑で高額で遅延だらけのイギリス列車に見切り...鉄…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 5
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 9
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
  • 10
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中