ガザを「解体現場」にしたのはそもそも誰か?── イスラエル極右と同調するトランプにアラブの報い
Trump Suggests Moving 1.5M Palestinians to Arab Countries: What to Know
トランプと親しいリンゼー・グラム米上院議員(共和党)は、26日朝にCNNの番組でこう述べた。「すべてのパレスチナ人が(ガザを)去ってどこかに行くという案は、あまり現実的とは思えない。彼(トランプ)が何のことを言っているのか分からないが、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子やアラブ首長国連邦(UAE)、エジプトと話してみるといい」
「彼らはパレスチナ人のためにどんなプランを考えているのか。全員を(ガザから)出て行かせたいと思っているのか。すべてのパレスチナ人をガザから送り出すことに、アラブ世界は賛成しているのか。もし賛成だったら驚きだ」
ヒューマン・ライツ・ウォッチのケネス・ロス前代表は26日、X(旧ツイッター)にこう投稿した。「すべてのパレスチナ人をガザから追放することでハマスの問題を『解決』するというのは、イスラエル極右がかねてから主張している案で、強制的な国外追放という重大な戦争犯罪だ。もしアメリカの兵器を使って実行された場合は、トランプはそれを支援し教唆したとして起訴されるかも知れない」
進歩主義的な政治アナリストのオマル・バダーは25日夜、Xにこう投稿した。「トランプ大統領はガザの民族浄化をあからさまかつ明確に呼びかけている。勘違いしてはならない。イスラエルがパレスチナ人を完全に抹殺し、パレスチナ人の自由と正義を求める戦いを根絶するのに、トランプは手を貸そうとしている」