「2国家解決」で歴史に名を残したい、2人の思惑が合致するとき...サウジの「外交Xデー」はあるのか?
HOUSE OF CARDS
トランプがイラン核合意への姿勢を変える可能性はあると、シュダディは言う。
「中東ではサウジとイランの関係が落ち着きつつある。イランは経済的圧力とイスラエルの攻撃を受けて、かつてない柔軟性を見せ、新たな核合意に関する対話が可能になっている。サウジは今後の交渉で重要な役割を果たすだろう」
イデオロギー的な共通点も
サウジの地政学アナリストでコンサルタントグループ「サウジ・エリート」の代表を務めるモハメド・アルハメドは、「最近のサウジとイランの外交的雪解けは、わが国の外交政策が大きく転換したことを意味する」と本誌に語った。
「イランとの開かれた対話ルートを維持することは、わが国が地域の緊張を管理し、自国の利益にならない紛争に巻き込まれることを避けるのに役立つ。ただし、警戒を怠ってはならない」
「イスラエルとイランとの強硬姿勢は中東情勢を不安定にし、サウジの安全保障を脅かしかねない。サウジは国益を優先して、緊張拡大を抑制し対立ではなく対話を促す均衡の取れたアプローチを提唱すべきだ」
トランプは大統領選で7つの激戦州を全て制してカマラ・ハリス副大統領に圧勝したが、経済・外交の多様化を進める産油国サウジはそれ以上に手ごわい相手かもしれない。
「サウジにはさまざまな選択肢があり、アメリカの優先課題に関係なく国益を追求するだろうと認識することが重要だ。核心的利益が一致しなければアメリカは他の国や社会に急進的な政策を押し付けられないことをサウジは承知している」
それでもイデオロギー的には共通点が多い。トランプの孤立主義的な外交戦略「アメリカ・ファースト」は、サウジの次期国王の改革・愛国主義路線と非常に多くの点で呼応する。
「中東はトランプ政権をおおむね歓迎している。彼が国内の発展を重視する結果、国外の紛争への関与は減る。サウジにとっては外圧なしで国益を追求しつつ、アメリカとの関係を強化するチャンスだ。サウジは総じて安定と治安と相互尊重を優先する関係の構築を目指している」
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