ロシア「アメリカがアジアにミサイルを配備するなら対抗する」
Russia Considers Deploying Missiles to Asia
また、米国のインド太平洋軍司令官サミュエル・パパロは11月19日、ワシントンD.C.のブルッキングス研究所で講演し、中国が2024年に入って実施した台湾侵攻を見据えた演習は、自分が軍人として目にしてきた中で最大規模だったと述べた。
「演習中は、152隻もの船舶が海上で展開した日もあった。(中略)中国が人民解放軍(PLA)の増強と近代化を進めるなかで我々が目にした最大の軍事演習だった」とパパロは述べた。
リャブコフは11月25日、ロシアが中距離・短距離弾道ミサイルの配備を一時停止するかどうかは、米国の動き次第だとも述べた。
さらにロシアは、最新式の極超音速中距離弾道ミサイル「オレシュニク」の配備について、何の制限も受けないと述べた。ロシアは先週、ウクライナ東部の都市ドニプロに向けてオレシュニクを発射した。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は2024年7月、米国が2026年からドイツに中距離弾道ミサイルを配備すると決定したのを受け、もしそうなればロシアは、西側の射程内に向けたミサイルを配備すると警告していた。
プーチンは、7月28日にサンクトペテルブルクで演説した際に、「(米国がドイツに配備する)ミサイルには、将来的に核弾頭が搭載される可能性があり、わが国の領土内の目標までの到達時間はおよそ10分だ」と述べた。