選挙予測大ハズレ、トランプに「大惨敗」...凋落した主流メディアに未来はあるのか
MAINSTREAM MEDIA’S LOSS
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<トランプはテレビや新聞を「殺した」のか? メディアは新政権時代に信頼を取り戻すチャンスだが...>
今年10月、起業家のパトリック・ベトデービッドは自身のポッドキャストにドナルド・トランプを招き、「主流メディアを殺した」ことをたたえた。これにトランプは「そのとおり、私は主流メディアを殺した。とても誇りに思っている」と返した。
いつものトランプらしい大言壮語だが、ここには真実が含まれている。次期大統領は自分の手でメディアの息の根を止めたわけではない。だが本誌を含む新聞、雑誌、テレビ、ラジオその他の報道機関全般が11月5日の大統領選を経て、著しく影響力を失ったのは確かだ。
トランプのデジタル戦略を任された大富豪イーロン・マスクは5日、メディアは死んだも同然だと宣言した。X(旧ツイッター)で2億人のフォロワーに向かい、「今やあなた方がメディアだ」と述べた。
CNNではジョージ・W・ブッシュ陣営の選挙参謀を務めたこともある政治コメンテーターのスコット・ジェニングズが、メディアは過ちを犯したと述べた。
「この2週間、報道は真実を伝えなかった」と、彼は言った。
「(報道側にいる)私たちも、プエルトリコ系市民が潮目を変えるという情報を信じた。(共和党の政治家だがトランプに批判的な)リズ・チェイニーの支持者がカマラ・ハリス候補に投票する、女性たちがトランプ支持の夫に嘘をついてハリスに入れる、と聞かされた。そうした要素がどうにかハリスを勝利に導くと聞かされた」