ウクライナ軍ドローン、1000キロ離れたロシア拠点に突っ込む瞬間映像...カスピ海で初の攻撃
Ukrainian Drones Strike Russian Fleet's Caspian Hideout
欧米の長距離兵器の使用は認められていないが
ウクライナ軍は、ロシア領内やロシアが支配するウクライナ国内の地域で、ロシアの重要な軍事資産を標的にする作戦を執拗に続けている。通常は長距離用の自爆ドローンを使い、空軍基地や海軍基地を狙う。
しかし、ウクライナが国際的に承認されたロシア領土の内陸部を攻撃するために、欧米が供与した長距離兵器を使用することは容認されていない。これまでの攻撃は通常、クリミア半島の港湾都市セバストポリに一部拠点を置くロシアの黒海艦隊に焦点を当ててきた。
米シンクタンクのカスピ海政策センターは、カスピ海とアゾフ海、そして黒海を結ぶボルガ・ドン運河を「軍事装備の移動のための重要な拠点」と評している。
「ロシアは特に冬以外の季節に、カスピ海と黒海の間で戦艦や軍事物資を輸送するためにこのルートを利用している」と、同センターは今年前半に指摘した。
ウクライナは大規模な海軍や大型の戦艦を保有していない。しかし、英国の情報機関によれば、ウクライナの攻撃によってロシアは、自国艦隊がより脅威にさらされやすい黒海西部での活動を抑制せざるを得なくなっている。ウクライナは、さらに東方のノボロシースクにある黒海艦隊の基地も標的にしている。
ウクライナ国防省情報総局(GUR)は10月、自国の領土から約600キロ離れたロシアのカリーニングラード州バルチースクで、ロシアのバルチック艦隊に所属する掃海艇を「無力化した」と発表した。
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