ドローンの平壌飛来で暗殺の危険感じた金正恩が警護体制を強化、韓国と戦争準備の懸念も
North Korea Beefing Up Security Amid Kim Jong Un Assassination Fears: Seoul
これに対して韓国の国防省は、「北朝鮮の一方的な主張は、検証の価値はなく、応答に値しない」とコメントした。
韓国軍の合同参謀本部(JCS)は10月の声明で、「いかなる形であれ、我が国の市民の安全が脅かされれば、我が国の軍は、厳格かつ徹底的に反撃する」と述べていた。
この事件は、ヨーロッパで第二次大戦以来最大の戦争となっているロシアのウクライナ侵攻に、北朝鮮が参戦するという懸念のなかで浮上した。ロシア側で戦う約1万人の北朝鮮兵はすでに配備されたと、アメリカ国防総省は28日に報告している。
そして北朝鮮の崔善姫外相は28日、モスクワ訪問に出発した。モスクワでハイレベルの会談を行い、追加派兵とその見返りについても交渉する可能性があるとみられている。この
北朝鮮が韓国との戦争を準備しているとの懸念さえある。
北朝鮮は10月に入り、韓国との軍事境界線に向かう道路や線路の一部を爆破した。その前に北朝鮮軍は、「戦争の恐れが迫っている」ことを理由に、2つの国を「完璧に分断する」と主張していた。
国際法上は、北朝鮮と韓国はいまだ戦争状態にある。朝鮮戦争の休戦協定は1953年に結ばれ、戦闘は収束したが、北朝鮮政府は2024年1月、何十年にもわたって掲げてきた「韓国との再統一」という目標を正式に放棄し、韓国を「第一の敵対国家」と位置づけた。
(翻訳:ガリレオ)