ロシア、通常兵器の攻撃受ければ核使用を検討 プーチン氏が警告
ロシアのプーチン大統領は25日、ロシアが通常兵器による攻撃を受けた場合、核兵器を使用する可能性があると西側諸国に対し警告した。写真はロシア・モスクワで同日撮影(2024年 ロイター/Sputnik/Alexei Nikolsky/Kremlin via REUTERS)
ロシアのプーチン大統領は25日、ロシアが通常兵器による攻撃を受けた場合、核兵器を使用する可能性があると西側諸国に対し警告した。また、核保有国の支援を受けたロシアへの攻撃を共同攻撃と見なすと述べた。
プーチン氏はロシア安全保障会議の冒頭で、核兵器使用に関するドクトリン(基本原則)の改定は、世界情勢が急速に変化する中、ロシアが直面する新たな脅威とリスクへの対応だとし、「非核保有国による、核保有国の参加または支援を受けたロシアへの侵略は、ロシアへの共同攻撃と見なす」と述べた。
その上で、ロシアによる核兵器使用の条件は明確に定められているとし、ロシアに対するミサイル、航空機、ドローン(小型無人機)による大規模な攻撃の開始を検知した場合、使用を検討すると表明。ロシアの同盟国ベラルーシが通常兵器による攻撃を含む侵略を受けた場合も、核兵器使用の権利を留保すると述べた。
ロシアは世界最大の核保有国。ロシアと米国が保有する核弾頭は世界の88%に相当する。
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