FRB政策決定に「大統領が発言権を」とトランプ前大統領、米共和党バンス氏は「同意する」
米共和党の副大統領候補J・D・バンス上院議員は11日、連邦準備理事会(FRB)の決定に大統領が発言権を持つべきだという大統領候補のトランプ前大統領の見解を支持し、金融政策は政治的な決定であるべきだと述べた。写真は米ペンシルベニア州フィラデルフィアで6日撮影(2024年 ロイター/Umit Bektas)
米共和党の副大統領候補J・D・バンス上院議員は11日、連邦準備理事会(FRB)の決定に大統領が発言権を持つべきだという大統領候補のトランプ前大統領の見解を支持し、金融政策は政治的な決定であるべきだと述べた。
バンス氏はCNNの番組インタビューで、トランプ氏は米国の金融政策に関する政治指導者の発言権を拡大するべきだと考えていると述べ、同氏の立場を説明した。
「私は彼(トランプ氏)に同意する。それは基本的に政治的な決定であるべきだ。米国が直面する最も重要な決定については米国の選出された指導者が意見を述べるべきだ」と語った。
トランプ氏は8日、FRBの決定に「大統領は少なくとも発言権を持つべきだと思う」とし、「私の場合、大金を稼ぎ、大成功を収めた。多くの場合においてFRB当局者や議長になるような人物よりも優れた直感を持っている」と述べていた。
一方、民主党の大統領候補ハリス副大統領は10日、FRBは独立した組織だという認識を示し、大統領に選出された場合、FRBの政策決定には決して介入しないと表明。トランプ氏と対照的な姿勢を鮮明にした。
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