開設3周年の日本橋拠点が大成功...会員制国際クラブ「東京アメリカンクラブ」が今、史上最高の盛り上がりを見せる理由
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コロナ禍を経てメンバーの満足度は過去最高に
東京アメリカンクラブにとって、アメリカ独立記念日である7月4日は最も重要な日だ。若き日のグリーン氏にとっても、この日の経験が最も印象深いものの一つだった。
この日は終日、様々なゲームや食べ物のブースが設けられ、ホットドッグやハンバーガーなどが提供された。クラブのメンバーだけでなく、近隣エリアの住民も多数参加する。日中の楽しみに加え、夜にはさらに盛り上がる出来事があった。皇室の面々やアメリカ大使など重要人物が一堂に集まって祝賀する様子は壮観だという。
「2023年の7月4日、アメリカ独立記念日のイベントは若い頃の記憶を思い起こさせるほど素晴らしいものであった。クラブの人々が7月4日にちなんだ様々な活動を楽しんでいる様子を見ることで、コロナ禍から脱却していく過程が実感できた」
コロナ禍により、ソーシャルディスタンスの実施やマスクの着用、イベントの中止などで利用が困難な状況にあった東京アメリカンクラブであるが、2024年現在、メンバーに提供する価値とメンバー満足度は高まっている。特にネットプロモータースコア(顧客ロイヤルティを数値化する指標)は過去最高に達した。この背景には、利用制限の緩和だけではなく、絶えず改善を続けてきた努力が影響している。
「理事会が各部門の業績評価と経営指針を設定する一方で、メンバーの満足度指標にも注目している。ネットプロモータースコアの向上は、既存会員からの紹介が新規会員獲得の有効な手段となっている」
2007年、東京アメリカンクラブは再開発のため品川近くの臨時施設に移った。このときグリーン氏の自宅は徒歩5分の場所にあり朝から晩までクラブを利用していた。しかし、2011年に今の場所に移ると自宅から40分かかるようになったため、家族と共に近隣に引っ越したという。
「クラブでは、通常の日本の生活では体験できない多くのアメリカの伝統に触れることができる。最近も、家族や友人と共にイースターブランチを楽しんだ。子どもの頃からの経験、妻との出会い、社会人としての活動を通じて、飲食、レクリエーション、そして友人や家族とのひとときを同じ場所で享受してきた。これらすべてが、私にとって東京アメリカンクラブが持つ意味だ」
幼少期から一貫して東京アメリカンクラブと共に歩んできたグリーン氏は、まるで「クラブそのもの」のような存在だ。
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