ロシアの自作自演? ウクライナと国境を接する親ロシア地域にドローン攻撃、介入の口実か
Drone Attack on Helicopter in European Country Raises Questions
モルドバのマイア・サンドゥ大統領は2023年2月、ロシア政府がモルドバの「憲法秩序の転覆」を企み、「破壊工作員」を使ってモルドバ政府の親EU姿勢を覆そうとしていると非難した。
サンドゥはメディアに対して、「(ロシアは)軍事訓練を受けた破壊活動家に一般人のふりをさせて暴力的な活動を行わせ、国家機関を攻撃したり、人質を取ったりする計画を立てている」と主張。
ロシアはサンドゥの発言を否定し、一連の疑惑には「根拠も裏付けもまったくない」と一蹴した。
沿ドニエストル当局は2024年2月下旬、ロシア国籍を持つ22万人以上が沿ドニエストルで暮らしていることに鑑み、モルドバから同地を守るようロシア政府に要請する決議を採択した。
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は3月初旬、モルドバは「ウクライナと同じ道をたどっている」と発言。モルドバは「ロシアにまつわる全てを無効にし、ロシア語を差別し、ウクライナと一緒になって沿ドニエストルに厳しい経済的圧力をかけている」と批判した。
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