改めて問う、F-16はウクライナ反攻にどう役立つのか
How F-16 Deliveries Can Boost Ukraine's Counteroffensive
米欧州空軍のジェームズ・ヘッカー司令官は18日に、F-16は西側製兵器との互換性が高いが、何にでも対応できる万能薬ではない」と、語った。
ビジネス・インサイダーによれば、ヘッカーは軍事専門記者グループのイベントで、若いパイロットの訓練は始まっているが「すべてに時間がかかる」と述べ、「少なくとも来年まではウクライナ上空を飛ぶF-16を見ることはできないだろう」と語った
ロシア占領地奪還のために6月4日頃に開始したウクライナの反攻作戦は遅々として進まず、懸念が広がっている。
ワシントン・ポストが18日に匿名の情報源を引用して報じたところでは、米情報機関は、今のままではウクライナ軍は南東部の重要な都市メリトポリに到達することはできないと見ている。つまり、ウクライナは、クリミアへのロシアの陸橋を断ち切るという主目的を達成できないだろう。
マーク・A・ミリー米統合参謀本部議長将軍は最近の同紙の取材に対し、反攻は「時間がかかり、血なまぐさく、進みが遅い」としながらも、ロシア軍の戦力を低下させることに成功したウクライナ軍を高く評価した。「ロシア軍はかなりひどい状態だ。彼らは大量の死傷者を出している」