インド首相モディ、BRICSサミット出席はオンラインの公算 中国主導のグループへの参加について政府内で不満も?
インドのモディ首相は、8月22─24日に南アフリカのヨハネスブルクで開催される新興5カ国(BRICS)首脳会議(サミット)にオンラインで出席する公算が大きい。7月14日、パリで代表撮影(2023年 ロイター)
インドのモディ首相は、今月22─24日に南アフリカのヨハネスブルクで開催される新興5カ国(BRICS)首脳会議(サミット)にオンラインで出席する公算が大きい。ニューデリーの関係筋が明らかにした。
インド外務省はコメントを控えた。首相府はロイターの質問に回答していない。
BRICSには、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アが加盟している。ロシアのプーチン大統領は、既にオンラインでの出席を決定している。
中国とロシアは今回の首脳会議でBRICS拡大を議論したい意向だが、インドは拡大案に難色を示している。
インドは7月に上海協力機構(SCO)首脳会議(サミット)を主催した際、当初はニューデリーで対面開催する予定をオンライン形式に変更したが、公式な理由を説明していない。
ある政府筋は、インドは米国など西側勢力に歩み寄っており、BRICSやSCOなど中国主導のグループに所属することを巡り、政府内で不満が高まっていると指摘した。