子供の人形にも!反転攻勢の勢いを鈍らすロシア軍のブービートラップ
Videos Show Russian Boobytraps Left in Trees, Toys, Trenches
トロキメッツは映像の中で、「(ここには)たくさんの危険な仕掛けがあるので、とても気を付けなくてはならない」と語り、地面の穴の中に埋まっている対人地雷や、近くの木の枝にテープで固定された手榴弾などを見せた。
このようなブービートラップは、攻撃するウクライナ兵を血祭りにあげるための仕掛けのひとつだと、ウクライナ兵を訓練している米特殊部隊のエリック・クレイマーは言う。
「大砲を除けば、地雷原とブービートラップが最も破壊的だ」と、クレイマーは本誌に語った。「ロシア軍はあらゆるものにブービートラップを取り付け、いたるところに対人地雷を仕掛けている。木の上にも取り付けられている」。
「ロシアは、爆弾処理技術者に危害を加えるために、地雷にブービートラップを仕掛けたりもする」と、クレイマーは言う。「地雷や大砲、兵士を大量に使う。ロシア軍のいつものやり方だ。」
前進は容易ではないが
ウクライナの軍と政治の指導者たちは、外国からの圧力に応じて現在進行中の反攻を急がせるつもりはないと明言している。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は6月、BBCの取材に対し、反攻作戦の進展は「望んでいたよりも遅い」と述べ、こう付け加えた。「これはハリウッド映画のようなもので、今すぐ結果が出ると思っている人もいる。それは違う」
「危機に瀕しているのは人々の命だ。成果を求める圧力もかかっているが、一部の人々が何を望もうとも、失礼ながら、私たちは最善と思われる方法で、戦場を前進していく」。
前線に仕掛けられた大量の地雷とブービートラップは難しい問題だが、克服できないほどではないとルジンは言う。「ウクライナ人は十分に慎重だと思う」