ロシアが国境に築いた強固な「竜の歯」は、迂回すればいいだけだった

ウクライナ東部のルハンスク（ルガンスク）州、さらには現在ウクライナ軍が猛烈な反転攻勢を掛けているドネツク州の占領地域でも、ロシア軍は同様の要塞化を進めてきたが、ベルゴロド州の状況を見れば、その効果には疑問符が付く。

レビエフは7x7に、ウクライナ軍もロシア軍の「防衛線を正面突破しようとはせず」、迂回するか、進軍前にまず砲撃で障害物を破壊するだろうと語っている。

米軍の元歩兵部隊将校ランディ・モットはツイッターで、ロシア軍の防衛線は「場所によって強度が異なり、多くの箇所で人員不足が深刻だ」と指摘。ウクライナ軍が脆弱な「防衛線を突破するたび、絶えず守る場所が変わり、ロシア軍は部隊の再配備を迫られるが、とても対応できないだろう」と予想している。

Do not think of the Russian lines in Ukraine the same as World War 1, where both sides built elaborate defensive works across continuous lines. Russians lines are uneven and often poorly manned. By responding to threats in the front, they commit forces that cannot be readily... pic.twitter.com/SSAotDGQgB

— Randy Mott (@randymot4) June 12, 2023