新型ミサイルのウクライナ攻撃、西側への警告とロシア 米には通告
ロシア大統領府のペスコフ報道官は22日、新開発の極超音速弾道ミサイルによるウクライナ攻撃について、「無謀な」西側諸国への警告との見解を示した。ドニプロの攻撃現場で21日撮影。(2024年 ロイター/Mykola Synelnykov)
Dmitry Antonov Andrew Osborn
[モスクワ 22日 ロイター] - ロシア大統領府のペスコフ報道官は22日、新開発の極超音速弾道ミサイルによるウクライナ攻撃について、「無謀な」西側諸国への警告との見解を示した。
報道官は記者団に、「ミサイルを製造してウクライナに供給し、ロシア領土への攻撃に参加する西側諸国の無謀な決断と行動に対し、ロシアが反応するというメッセージだ」と述べた。
その上で、使用したミサイルは大陸間弾道ミサイル(ICBM)ではなく中距離ミサイルで米国に通告する義務はないが、発射30分前に通告したと語った。米側も通告があったことを明らかにしていた。
ロシア国防省は22日、ミサイルは全て目標に命中したと発表した。プーチン大統領は前日、ウクライナのドニプロにあるミサイル・防衛企業を標的にしたと明らかにしていた。
ペスコフ報道官は、米国がロシアのメッセージを受け取り理解したことを望むとし、プーチン大統領は対話に応じる用意があると強調した。