トランプ、起訴されても共和党候補指名争いでダントツの優位=米世論調査
ロイター/イプソスによる世論調査で、共和党支持者の大多数が連邦当局によるトランプ氏起訴を政治的な動機によるものと考えていることが分かった。写真は10日、米ノースカロライナ州グリーンスボローで開かれた共和党の集会に出席するトランプ氏(2023年 ロイター/Jonathan Drake)
12日発表のロイター/イプソスによる世論調査で、共和党支持者の大多数が連邦当局によるトランプ氏起訴を政治的な動機によるものと考えていることが分かった。2024年大統領選の党候補者指名争いでも同氏の大きなリードに大きな影響は出ていないことがうかがえる。
起訴翌日の9日から12日にかけて実施した調査では、共和党支持者の81%が起訴の背景に政治的動機があると回答。政治アナリストがトランプ氏の岩盤支持層と推定する30─35%を大きく上回っている。
同氏がフロリダ州の自宅に機密文書を違法に保管したことは信じられると答えたのは全体で約62%。民主党支持者は91%、共和党支持者は35%だった。
また、共和党支持者の約43%が党の大統領候補としてトランプ氏が望ましいと回答し、フロリダ州のデサンティス知事への支持は22%、ペンス前副大統領など他の候補は1桁台前半にとどまった。
デサンティス氏が出馬を正式表明する前の5月上旬に行われた調査では同氏の支持率が19%、トランプ氏は49%だった。