カナダ首相、米関税に限定的な対抗措置 トランプ氏の行動「悲劇」

カナダのカーニー首相は3日、米国の関税措置に対する限定的な報復措置を発表し、トランプ大統領の保護主義的な動きは世界貿易にとり「悲劇」という認識を示した。写真は2日、オタワで撮影(2025年 ロイター/Patrick Doyle)
[オタワ 3日 ロイター] - カナダのカーニー首相は3日、米国の関税措置に対する限定的な報復措置を発表し、トランプ大統領の保護主義的な動きは世界貿易にとり「悲劇」という認識を示した。
カーニー首相は、カナダ政府が米国と同様の手法を取り、米国から輸入され、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の基準に適合しない全ての車両に対し25%の関税を課すと言明した。自動車部品は対象とならないとした。
また、カナダがこれまでに発表した関税措置は維持されるという。
政府報道官は、新たな措置が356億カナダドル(253億米ドル)相当の輸入品に適用されると述べた。
カナダは米国の関税への対抗措置として既に計598億カナダドル相当の米国製品に関税を課している。
カーニー首相は「米政府は自国民への潜在的な損害を考慮し、方針を転換すべき」と強調。その上で「米国がグローバル経済のリーダーシップを担い、信頼と相互尊重に基づく同盟を築き、商品とサービスの自由で開かれた取引を擁護してきた80年間は終わった。これは悲劇だ」と述べた。