最新記事

ウクライナ情勢

ウクライナがロシア空軍基地をドローン攻撃 撃墜時の残骸落下で3人死亡

2022年12月26日(月)16時58分
ウクライナ軍の兵士とドローン

ウクライナ軍の兵士とドローン。11月25日ウクライナのバフムートで。 Leah Millis - REUTERS

ロシア国防省は、サラトフ州のエンゲリス空軍基地に近づいたウクライナの無人機(ドローン)を26日未明に撃墜し、この際に落下した残骸で3人の兵士が死亡したと明らかにした。ロシアの通信社が伝えた。

同基地への攻撃は今月2回目。

ウクライナの前線から数百キロ離れたエンゲリス空軍基地は首都モスクワから約730キロ南東に位置するサラトフ州にある。ロシア側は、この基地ともう一つの空軍基地が12月5日にウクライナのドローン攻撃を受けたと主張している。

専門家は、2基地への攻撃でロシアの評判は大きく傷つき、防衛システムで攻撃を防げなかったことに疑問が浮上したと指摘した。

ウクライナはこれまでロシア領内に対する攻撃への関与を公に認めてないが、ウクライナ侵攻に対する「報い」だと表明している。

ロシア国防省は航空機材に損傷はないとしているが、ロシアとウクライナの非公式ソーシャルメディアによると、多数の航空機が破壊された。

ロイターはこれらの情報を独自に確認できていない。

サラトフ州のロマン・ブサルギン知事はこれに先立ち、今回の「出来事」で民間インフラ施設に被害はなかったと明らかにした。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2022トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アジアの輸入業者、米国産農産物を敬遠 中国船規制案

ビジネス

世界のIPO、3月は前年比5%減の89億ドル=LS

ワールド

中国「有力な措置取り続ける」、トランプ氏の104%

ワールド

アングル:米相互関税、ブラジルやインドに好機か 対
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプ関税大戦争
特集:トランプ関税大戦争
2025年4月15日号(4/ 8発売)

同盟国も敵対国もお構いなし。トランプ版「ガイアツ」は世界恐慌を招くのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    公園でひとり歩いていた老犬...毛に残された「ピンク色」に心打たれる人続出
  • 2
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 3
    【クイズ】ペットとして、日本で1番人気の「犬種」はどれ?
  • 4
    「吐きそうになった...」高速列車で前席のカップルが…
  • 5
    これが中国の「スパイ船」...オーストラリア沖に出現…
  • 6
    反トランプのうねり、どこまで大きくなればアメリカ…
  • 7
    流石にこれは「非常識」?...夜間フライト中に乗客が…
  • 8
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 9
    ロシア黒海艦隊をドローン襲撃...防空ミサイルを回避…
  • 10
    毛が「紫色」に染まった子犬...救出後に明かされたあ…
  • 1
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 2
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 3
    公園でひとり歩いていた老犬...毛に残された「ピンク色」に心打たれる人続出
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    ロシア黒海艦隊をドローン襲撃...防空ミサイルを回避…
  • 7
    【クイズ】日本の輸出品で2番目に多いものは何?
  • 8
    5万年以上も前の人類最古の「物語の絵」...何が描か…
  • 9
    「吐きそうになった...」高速列車で前席のカップルが…
  • 10
    紅茶をこよなく愛するイギリス人の僕がティーバッグ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の…
  • 5
    公園でひとり歩いていた老犬...毛に残された「ピンク…
  • 6
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 7
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 8
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 9
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 10
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中