「性的すぎる」広告批判は海外でも...高級ブランドが、子供を対象にして大炎上
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<幼い子どもにボンデージ姿のぬいぐるみを持たせるなどしたバレンシアガの広告写真に、批判の声が殺到。謝罪に追い込まれた>
高級ブランドのバレンシアガが、「性的すぎる」との批判を受けてホリデーキャンペーンのビジュアルを取り下げた。このキャンペーンでは幼い子どもがモデルに起用されているが、彼らにボンデージ姿のテディベアを持たせるなどの広告ビジュアルを制作。「子どもを性の対象にしている」との批判が巻き起こり、謝罪を余儀なくされた。
■【写真】「子どもを性の対象に」と批判されたバレンシアガの広告と、過去の「炎上広告」集
米ABCの朝の情報番組「グッドモーニング・アメリカ」によれば、バレンシアガはインスタグラムのストーリーに声明を投稿。「当社のホリデーキャンペーンで不快な思いをされた方に、心からお詫び申し上げます」と謝罪。「私たちのテディベアバッグの広告ビジュアルに、子どもを起用すべきではありませんでした。全てのプラットフォームから直ちに広告を削除しました」と述べた。
報道によれば、広告に使用されたある写真は、児童の性的虐待画像に関する連邦最高裁の判決文書とみられる書類の上に、バレンシアガのバッグを乗せたショットだった。
ニュースサイト「インサイダー」の報道によれば、バレンシアガは声明の中でさらに、「今回のキャンペーンのビジュアルに不快な文書が映っていたことをお詫びします」と述べ、「いかなる形の児童虐待」も非難すると表明した。
とはいえ、巷にあふれる広告の中でなんとか目立とうとして、炎上してしまったブランドの例はいくつもある。以下に、そのうちの5つを紹介する。
1.ネットフリックス
ネットフリックスも2020年、フランス映画『キューティーズ!』の宣伝ポスターが「子どもを性の対象にしている」という批判を浴びた。エンターテインメント・ウィークリー誌によれば問題のポスターには、子どもたちに露出度の高い衣裳を着せ、挑発的なポーズを取らせた写真が使われていた。
同誌が引用して伝えたところによれば、ネットフリックスは当初、この映画について「腰を激しく振るダンスをするグループに魅かれた11歳の少女アミが、家族の伝統に背いて自分の女性らしさを探究し始める」という説明文を掲載。その後、ポスターについて謝罪を表明し、写真と説明文を差し替えることとなった。
2.スナップチャット
スナップチャットのゲームアプリ「Would You Rather?(どっちを選ぶ?)」は、「リアーナを平手打ち」と「クリス・ブラウンにパンチ」のどちらを選ぶ? と問いかけた広告で猛烈な批判を浴びた。
バニティ・フェア誌によれば、リアーナはこの広告が、ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者を侮辱するものだと非難。これを受けて広告は取りさげられ、運営元スナップの株価は下落。同社は時価総額8億ドルを失った。