戦争支持率は激下がり?──「終わらない戦争」へのロシア人の本音はどこに
SERGEY BOBYLEVーPOOLーSPUTNIKーREUTERS
<ロシアの民間調査機関による調査によると、予備役の部分動員令が発令された直後の9月下旬に行われた調査では、51%にまで支持率が低下。しかし、この数字と相反する調査結果も少なくないという不思議>
出口の見えないウクライナ戦争をロシア国民はどう見ているのか。
ロシアの民間調査機関ロシアン・フィールドとクロニクルズの世論調査によれば、ウクライナへの「特別軍事作戦」を支持する国民は、4月の時点では66%。
だが7月の調査では55%に下落し、予備役の部分動員令が発令された直後の9月下旬に行われた調査では、さらに51%にまで低下した。
もっとも、この数字と相反する調査結果も少なくない。政府系機関の調査で戦争支持の割合が高く出るのは当然だろうが、独立系調査機関レバダセンターが10月に行った調査でも、戦争を支持すると答えた人は73%に達した。
ロシア国民の本音はどこに?
66%
4月の調査で「戦争支持」と答えたロシア人の割合
55%
7月の調査での「戦争支持」
51%
9月の調査での「戦争支持」