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動物羊の群れが12日間にわたり円を描いて歩き続ける 内モンゴルの牧場で原因不明の集団奇行
(写真はイメージです) Laurinson Crusoe-iStock
<囲いの中にいるほとんどの羊が行進に参加。原因はストレスか......>
数十頭の羊が12日もの間、大きな輪を描くように歩き続ける原因不明の現象が中国で確認された。この映像は内モンゴル自治区の農場で記録され、中国共産党の機関紙「人民日報」がツイッターに投稿。たちまち拡散され、世界的に話題となった。
映像からは、囲いの中にいる多くの羊が行進に参加していることが分かる。淡々と歩く羊たちが作る円の形は不気味なほどに整っている。
他の羊の行動を模倣するという羊の習性はよく知られているが、これだけ長時間にわたって集団で同じ動きを続けるのはさすがに狂気的と言うほかない。
牧場オーナーのミャオ(Miao)氏が地元の報道機関に語ったところによると、「最初は数頭の羊だけだったが、徐々に増え、最終的には群れ全体がこれを追随するようになった」という。
この集団行動は今月4日に始まり、少なくとも12日間は輪が消えることはなかったようだ。
英グロスターにあるハートプリー大学農学部のマット・ベル教授は「不自由さ」が原因ではないかと述べる。
「羊は長い間、この囲いの中にいるように見受けられる。囲いの中にいて、移動できる範囲が制限されていることへの不満が、周回を繰り返すという常同行動につながった可能性がある」
「これは良くないことだ」とベル教授は警鐘を鳴らす。ストレスが引き起こした行動に、他の羊が続々と加わった結果ではないかという。
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