怒り狂う父に叫んだ言葉...カルト教団で「性的サービス要員」候補だった少女の「脱出の記録」
I Escaped a Cult
「君は自分で思うほど周囲と違わない」
ファミリーを出て10年がたった頃、もう普通を装うことは続けられないと思った。そんなとき友人でもある上官に相談して、彼の言葉が私の人生を変えた。「ダニエラ、しっかりしろ。君は自分で思っているほど周囲と違わない」
私はあまりに長い間、あらゆる瞬間で戦い続けてきた。食べるため、教育を受けるため、生きていくため、成功するため。しかし、何をやっても、自分が「普通」になれると確信できずにいた。
私は、私という人間を周りに知ってもらいたかったのだ。そして、新しくできた友人たちに「カルト教団で育った」と話すことが、本当の自分を認める最初の一歩になった。
私は生き返った。教団で脅されていたのとは違って、自分にふさわしい場所や人を見つけることができた。周りの人たちは私の人生の経験を理解できないかもしれないが、私自身を理解してくれる。

アマゾンに飛びます
2025年2月25日号(2月18日発売)は「ウクライナが停戦する日」特集。プーチンとゼレンスキーがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争は本当に終わるのか
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら