チャールズ新国王は疲れを知らず瞬間沸騰もある、スタッフにとって難しいボス──新暴露本
Charles' Household Plagued by 'Internal Backstabbing,' New Book Claims
チャールズが国王に即位した直後、世界は2度にわたって彼の短気を目の当たりにしている。
1回目は9月10日にセントジェームズ宮殿で行われた王位継承評議会での一幕。公式書類に署名をする際、チャールズはデスクの上のペンケースの配置に苛立った。怒りを露わにした顔でペンケースをどけるように指差し、側近が素早く片付けた。その後に署名をしたウィリアム皇太子は、元の位置に戻されたペンケースをまったく気にせず署名を済ませた。
2回目は9月13日。チャールズが国王に即位した後、イギリスを構成する4つの連合王国を訪問して弔意を受けるために、アイルランドを訪れていた時のことだ。ヒルズボラ城で来訪者名簿に記帳をする際、ペンからインクが漏れて指につくと「なんてひどいペンだ!」と悪態をつき、「耐えられん!毎回こうなるんだ」と吐き捨てた。
ロウは新著の中で、チャールズの皇太子時代、スタッフは主に2つの「難題」に直面していたと述べる。
一つは「内部の裏切り」だ。公邸のスタッフの間には、「上司」である王室メンバーの心証を良くするために「ほかのスタッフを陥れる策略」が渦巻いていたという。
課題は公邸スタッフとの信頼関係の構築か
もう一つは、チャールズの歓心を得ようとする外部顧問と公邸スタッフの対立だ。ロウが話を聞いた多くの元スタッフによれば、チャールズはしばしば、公邸スタッフとは相反する助言を行う外部顧問の意見に影響を受けた。これはまずい。
この点は、ヘンリーとメーガンに対する批判と共通する部分がある。彼らは王室でつらい思いをしていた時期に、アメリカのPR会社やオプラ・ウィンフリー、タイラー・ペリーなどの著名な友人に助言を求めていた。
チャールズ新国王の下で英王室がどのようになるのかはまだ分からないが、故エリザベス女王に仕えていた数多くのスタッフが今後、チャールズの下で働くことになる見通しだ。
*バレンタイン・ロウの新著はヘッドライン・ブックスから、イギリスで10月6日に発売される。