ロシア軍、ウクライナ中部に巡航ミサイル攻撃 民間人少なくとも23人死亡
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ロシア軍が14日、黒海の潜水艦からウクライナ中部ビンニツァを巡航ミサイルで砲撃し、民間人少なくとも20人が死亡、約50人が負傷した。 news.com.au / YouTube
ロシア軍が14日、黒海の潜水艦からウクライナ中部ビンニツァを巡航ミサイルで砲撃し、民間人少なくとも23人が死亡した。ウクライナ当局は戦争犯罪として非難している。
ウクライナ国家緊急事態局は、子ども3人を含む23人が死亡し、66人が病院に搬送されたほか、39人が行方不明になっていると発表した。
ウクライナのゼレンスキー大統領はテレグラムへの投稿で「これはロシアによるテロ行為だ」と非難。その後、ウクライナでの戦争犯罪の訴追を目的とした国際会議で「ごく普通の平和な街」が攻撃されたとし、「巡航ミサイルが2つの民間施設を直撃した。住宅と医療機関が破壊され、車や路面電車が火災に遭った」と述べた。
マリャル国防次官も「ジェノサイド(大量虐殺)を示すさらなる証拠」と述べたほか、クレバ外相もロシアによる「新たな戦争犯罪」という認識を示した。
国連のグテレス事務総長も攻撃を非難。報道官を通して「民間人や民間インフラに対するいかなる攻撃も非難する」と述べた。
ロシア国防省は今のところ今回の攻撃についてコメントしていない。
ビンニツァは首都キーウ(キエフ)の南西約200キロの地点にある人口37万人の都市。ウクライナ軍の公式サイトによると、空軍司令部がある。
