トランプから「大統領立候補資格をはく奪せよ」専門家
Prosecuting Donald Trump Needed to 'Preserve the Republic'—Laurence Tribe
選挙不正についてのトランプの嘘の主張を信じ、またペンスが選挙結果の公式認定手続きを阻止できる立場にあったという誤った思い込みを植え付けられた暴徒たちは、「ペンスをつるし首にしろ」と叫びながら、上院本会議場に乱入した。議事堂襲撃事件の調査を行っている下院特別委員会は、1月6日の事件当日、ペンスの命が危機にさらされていたと示唆した。
トライブはまた、トランプが議事堂襲撃事件に関連して起訴されなかった場合に起こり得る「3つの専制主義的なシナリオ」についても詳しく説明した。
1つ目は、「選挙で有権者の過半数の票を獲得した指導者が選出される時代が終わり、再び大統領になったトランプが、アメリカ市民に対して武力の行使も辞さない」ようになること。
2つ目は、(再び大統領になった)トランプが自分の言いなりになる複数の人物を司法省に送り込み、「自分と敵対する者たちを訴追させる」こと。
3つ目は、トランプが議事堂襲撃に参加した者たちに(実際にそうするつもりだと示唆していたとおり)恩赦を与えることだ。
トライブはかつてヒトラーが率いたミュンヘン一揆を引き合いに出し、「もしもトランプが再び大統領になった場合、予想されるのは第2次世界大戦前のドイツのような状況だ。1923年のクーデターの失敗から学んだヒトラーは、9年後に選挙という正当な手段で権力を握り、独裁体制を敷いた」と述べ、さらにこう続けた。
「歴史を繰り返す者は、その教訓を身をもって知り、痛い目に遭うことになる」
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