【映像】インフレと燃料価格高騰で抗議デモ、過去に11人死亡のデモ主導団体が エクアドル
2022年6月20日(月)16時20分
Al Jazeera English-YouTube
<「死亡宣告に等しい政策」と団体代表>
南米エクアドルで6月13日、燃料価格高騰とインフレへの抗議デモが発生した。
先住民団体CONAIEが中心となって首都キトにつながる道路などを占拠し、ラソ大統領に対してガソリン価格を1ガロン=2.10ドルに値下げせよと訴えた。
同団体は2019年、モレノ前大統領が燃料費への補助金削減を発表した際にも11人が死亡する抗議デモを主導。ラソは同団体からの圧力を受け、昨年10月にガソリン価格を1ガロン=2.55ドルに固定したが、失業と貧困に苦しむ国民を納得させることはできなかった。
首都キトで激しい抗議デモが行われ、警察は催涙ガスで応戦した Al Jazeera English-YouTube
団体代表のレオニダス・イサは、「政府が死亡宣告に等しい政策を続けるなか、自分たちの脆弱な経済を守るには抗議デモに訴えるしかない」と主張している。
同国では人口約1790万人のうち約100万人を先住民が占め、うち約60%が貧困下にあるため燃料価格高騰はその生活を直撃する。
同団体は政府が要求をのむまでデモを続けるとしていたが、翌日にはイサが当局に逮捕された。
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