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「言葉の壁」に付け込み、「移民売春婦」が増えるイタリア

2022年5月30日(月)17時00分
宮本さやか(在トリノ・ライター)
売春婦

gremlin-iStock

<子供や高齢の親を一人で守るウクライナ避難民女性たち。彼女たちの弱みに付け込んだ、性犯罪が欧州各地で起きている。必要なのは政府からの公的支援>

NGO国際カリタスの2020年の調査によれば、イタリアでの人身売買と性搾取の犠牲者は約3万人。

主に東欧から移民してきた女性たちが、若年層失業率が25%を超える同国で結局就労がかなわず、犯罪組織の罠に掛かって路上売春婦として働き、搾取されている。

現在ウクライナから避難してきた女性の弱みに付け込んだ性犯罪が欧州各地で報告されている。

3月末時点でイタリアに逃れてきた女性は5万人弱。子供や高齢の親、言葉の壁を抱え就労は容易でない。イタリア政府からの経済援助が切れる3カ月後が心配されている。

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