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米韓関係

バイデン、アジア歴訪開始 米韓によるサプライチェーン連携強化など訴え

2022年5月21日(土)10時22分
バイデン米大統領と韓国の尹錫悦大統領

バイデン米大統領(右)は20日、韓国に到着し、アジア訪問を開始した。到着後、初の顔合わせとなった韓国の尹錫悦大統領(左)とサムスン電子の半導体工場を視察した。20日、韓国・平沢で撮影(2022 年 ロイター/Kim Min-Hee/Pool via REUTERS)

バイデン米大統領は20日、韓国に到着し、アジア訪問を開始した。到着後、初の顔合わせとなった韓国の尹錫悦大統領とサムスン電子の半導体工場を視察し、中国やウクライナの戦争の影響を念頭に、米韓がサプライチェーン(供給網)強化での連携など、経済安全保障関係拡充の重要性を強調した。

バイデン大統領は半導体工場で行った演説で、ロシアのウクライナ侵攻による経済的衝撃波によって、米経済および国家安全保障が「価値観を共有しない」国に依存せず、重要なサプライチェーンの確保が重要であることが浮き彫りなったと強調。「米国と価値観を共有する韓国との協力が重要」という考えを示した上で、米国とパートナー国が相互投資を進めるときだと語った。

尹大統領も「この日の訪問をきっかけに、米韓関係が先端技術とサプライチェーンの協力を基盤とする経済と安全の同盟に生まれ変わることを期待する」と述べた。

バイデン大統領は21日に尹大統領と首脳会談し、北朝鮮情勢などを巡り協議する予定。

また、バイデン大統領の到着前日、アジア歴訪に向けて派遣されていたホワイトハウスのシークレットサービス(警護隊)の1人が、ソウルで酔って韓国人に暴行を加えていたことが、複数の当局者の話から明らかになった。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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