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米司法米上院、最高裁判事にジャクソン氏の就任を承認 黒人女性初
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米上院は7日、バイデン大統領が連邦最高裁判事に指名したケタンジ・ブラウン・ジャクソン氏の就任を賛成53、反対47で承認した。4日撮影(2022年 ロイター/Michael A. McCoy)
米上院は7日、バイデン大統領が連邦最高裁判事に指名したケタンジ・ブラウン・ジャクソン氏(51)の就任を賛成53、反対47で承認した。黒人女性として初の最高裁判事になる。
リベラル派のジャクソン氏は、引退を表明した同じくリベラル派のブライヤー判事(83)の後任として、バイデン氏が指名した。ブライヤー氏は6月下旬に退任するとみられており、ジャクソン氏はその後、就任する。最高裁判事の構成は保守派6人、リベラル派3人で変わらない。
採決では共和党からミット・ロムニー議員など3議員が賛成に回り、民主党の票と合わせて賛成票が過半数を超えた。
1789年の最高裁設立以来、最高裁判事を務めた115人のうち、白人でなかったのはわずか3人。うち2人は黒人男性で、残る1人はヒスパニック系初のソトマイヤー判事で女性。
ジャクソン氏が就任すれば、女性として6人目の最高裁判事となり、米国で初めて最高裁判事9人中4人を女性が占めることになる。
バイデン大統領はホワイトハウスで、採決の様子をジャクソン氏とともにテレビで観ていた。採決終了後、バイデン氏はツイッターに「ジャクソン判事の承認は、米国にとって歴史的な瞬間だ。われわれは最高裁に米国の多様性を反映させるために一歩前進した」と投稿した。
ホワイトハウスによると、バイデン氏とジャクソン氏は8日に最高裁判事承認を祝うイベントで演説する。
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