最新記事
ウクライナ情勢ロシア、ベラルーシとの合同軍事演習を延長

ベラルーシ国防省は、同日に終了する予定だった同国でのロシアとの合同軍事演習を延長すると発表した。写真は合同軍事演習の様子。ベラルーシ・ブレストで19日撮影(2022年 ロイター/Vadim Yakubyonok/Belta)
ベラルーシ国防省は、20日に終了する予定だった同国でのロシアとの合同軍事演習を延長すると発表した。ウクライナへの侵攻に展開される可能性のあるロシア軍部隊の早期撤収を望む西側諸国の期待をくじく格好となった。
同省はこの決定について、ロシアとベラルーシの国境付近で軍事活動が活発化し、ウクライナ東部ドンバス地方の情勢が悪化していることを理由に挙げた。延長期間には言及しなかった。
フレニン国防相は、次の段階ではこれまでの演習で十分にカバーされていなかった防衛分野に取り組むと説明。「概して焦点は変わらない。国境付近での悪意ある勢力による軍事的準備を抑制し、適切な対応を取ることが目的だ」と述べた。
ロシア側からのコメントは得られていない。
西側諸国はロシアがウクライナ周辺で軍部隊を15万人超に増強しているとみており、これに対応するため北大西洋条約機構(NATO)は東欧に追加部隊を派遣している。

【話題の記事】
・ウクライナ危機で分断される欧州 米と連携強める英 宥和政策の独 独自外交唱える仏
・【ウクライナ侵攻軍事シナリオ】ロシア軍の破壊的ミサイルがキエフ上空も圧倒し、西側は手も足も出ない
・バイデン政権、ロシアのウクライナ侵攻準備を懸念「偽旗作戦の工作員が配置された」