次はステルス・オミクロン「BA.2」が世界で優勢になる、WHO幹部が警告
Stealth BA.2 Omicron Variant Found in 67 Countries Will Become Dominant, Says WHO Expert
BA.2の病原性の程度についても、まだ完全には明らかになっていない。BA.2は、WHOによって「懸念される変異株」(VOC)と指定された「オミクロン株」の派生型の一部だ。
「(BA.2の)病原性や、ワクチンをすり抜ける能力が、もっとも一般的なオミクロン株であるBA.1と同程度なのかどうかも、近いうちに見極められるはずだ」と、ロンドン大学衛生熱帯医学大学院のジットは言う。「病原性が従来よりも高くないとしても、感染力の強さにより、いま世界中に広がっているオミクロンの波がさらに大きくなるかもしれない」
コロラド州情報共有センターは、次のように警告する。「新型コロナと変異株から身を守る最善策は、ワクチンを打ち、ワクチン接種に関して遅れをとらないようにすることだ」
(翻訳:ガリレオ)
2025年1月21日号(1月15日発売)は「トランプ新政権ガイド」特集。1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響を読む
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら