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欧州米国防総省、ウクライナ有事のNATO要請に備え軍兵士8500人を派兵待機
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ウクライナを巡る情勢が緊迫する中、米国防総省のカービー報道官は24日、必要に応じて極めて短時間で欧州に派遣できるよう、米軍は兵士約8500人を派兵待機としたと発表した。21日撮影(2022年 ロイター/U.S. Air Force/Mauricio Campino)
ウクライナを巡る情勢が緊迫する中、米国防総省のカービー報道官は24日、必要に応じて極めて短時間で欧州に派遣できるよう、米軍は兵士約8500人を派兵待機としたと発表した。
カービー報道官は、8500人の兵士の大部分は北大西洋条約機構(NATO)が要請した場合に備え、NATO緊急即応部隊に参加できるよう派兵待機とされていると述べた。
カービー報道官によると、オースティン国防長官は「他の不測の事態」にも対応できるよう不特定多数の部隊が準備を整えておくことを望んでいる。ただ「現在、短い時間で準備を整えようとしている。現時点では派兵命令について伝えることはない」と述べた。
この日に派兵待機とされたのは、追加の旅団戦闘部隊、後方支援、医療支援、航空支援要員のほか、情報、監視、偵察任務に携わる部隊など。NATOもこの日、部隊を待機させ、欧州東部への戦艦や戦闘機の配備を強化するほか、南東部にも追加部隊を派遣する姿勢を示している。
ロシアはウクライナ侵攻計画を否定。ただウクライナを北、東、南から包囲する形で軍を増強している。カービー報道官は、ロシアは軍を撤退させることで簡単に緊張を緩和に導くことができるとしながらも、「現時点では緊張緩和に向かう意図がないのは明らかだ」と述べた。
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