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パンデミック米1日あたりコロナ新規感染100万人突破 1週間で倍増、オミクロン株95%強
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ロイターの集計によると、米国の3日時点の新型コロナウイルス新規感染者が約100万人に達した。バージニア州の検査施設で2021年5月撮影(2022年 ロイター/Kevin Lamarque)
ロイターの集計によると、米国の3日時点の新型コロナウイルス新規感染者が約100万人に達した。週末分の数字も一部含まれるものの、感染力の強いオミクロン株の流行が広がる中、わずか1週間前に記録した世界最多の50万5100人強からほぼ倍増した。
新型コロナ感染症による入院者も先週約50%増加し、現時点で10万人を突破した。10万人超えは1年前の冬以来初めて。
1日当たりの死者は2021年12月から1月初めにかけ平均約1300人。感染者数ほど大幅には増加していない。
米疾病対策センター(CDC)の試算によると、現時点でオミクロン株が米国内の感染全体の95.4%を占める。21年12月25日までの週時点では77%程度だった。
世界保健機関(WHO)幹部は4日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株感染による症状が他の変異株に比べ軽度であることを示す一段の証拠が出てきているという認識を示した。
ただ、保健当局はオミクロン感染の拡大で医療機関がひっ迫する恐れがあると警戒している。ワクチンを接種していない感染者などの対応に追われている医療機関も既にある。
ホワイトハウスは4日、5億回分の無償ウイルス検査実施に向け、最終契約段階にあると説明した。国内では検査キットが不足したり検査所の対応が追い付いていないという事態が発生しており、検査体制を拡充してこうした問題を解決する。
米疾病対策センター(CDC)は4日、ファイザー・ビオンテック,製の新型コロナワクチン追加接種(ブースター接種)について、2回目の接種完了からの接種間隔を6カ月から5カ月に短縮するよう奨励した。
食品医薬品局(FDA)も前日、2回目の接種から追加接種するまでの期間を従来の6カ月から5カ月に短縮すると決定した。

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