最新記事

異常気象

【動画集】「なぜ?」史上最大級の竜巻が残した破壊の爪痕

Tornado Videos Show Havoc Wreaked Across Six States

2021年12月13日(月)16時19分
アンドリュー・スタントン
ケンタッキー州メイフィールド

竜巻に襲われたケンタッキー州メイフィールド(12月11日)Cheney Orr ‐REUTERS

<巨大竜巻が中西部の6つの州を襲い、大混乱を引き起こした。インターネットに投稿された被災地の映像が、破壊のすさまじさを物語っている>

12月10日深夜から11日の早朝にかけて、中西部と南部の各州が巨大竜巻に襲われた。季節外れの12月に、30以上もの竜巻が発生して襲ってきたのだ。ソーシャルメディアには、被害の様子を伝える動画が続々と寄せられている。

この竜巻による死者数は100人を超える可能性があり、負傷者数はそれを上回るだろうと当局は警告した。

竜巻は、アーカンソー州、イリノイ州、ケンタッキー州、ミズーリ州、ミシシッピ州、テネシー州で多くの家屋や商業ビルを徹底的に破壊し、通った後に荒廃の跡を残した。

ケンタッキー州メイフィールドは竜巻によって瓦礫の山と化し、その模様を撮影した衝撃的な動画と画像が次々に投稿されている。

ケンタッキー州のアンディ・ベシア知事は、州内の死者数が100人を超えるのではないかと見ている。AP通信によると、これまでに発見された死者はすでに70人に達した。「これは州の歴史上、最悪の竜巻被害だ」と、ベシアは語った。

ケンタッキー州選出のホイットニー・ウェスターフィールド上院議員は、竜巻で破壊されたメイフィールドの裁判所の映像を投稿した。「メイフィールドのダウンタウンの裁判所の被害は、真夜中に写真で見たときより、はるかにひどい」というコメントをつけている。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

カイロでのガザ停戦交渉に「大きな進展」=治安筋

ビジネス

NY外為市場=ドル全面安、週内の米指標に注目

ワールド

デンマーク国王、グリーンランド訪問へ トランプ氏関

ワールド

米・ウクライナ鉱物協定案「より強固で公平に」=ゼレ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 3
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは? いずれ中国共産党を脅かす可能性も
  • 4
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 7
    トランプの中国叩きは必ず行き詰まる...中国が握る半…
  • 8
    体を治癒させる「カーニボア(肉食)ダイエット」と…
  • 9
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 10
    【クイズ】米俳優が激白した、バットマンを演じる上…
  • 1
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 5
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初…
  • 6
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 7
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 8
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 9
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 10
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 4
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 7
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 8
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 9
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中