最新記事
パンデミック欧州、ワクチン接種者のオミクロン株感染相次ぐ 市中感染も各国で
オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)によると、11月26日に南アフリカから空路でアムステルダムに到着し、後に新型コロナウイルスのオミクロン株への感染が確認された乗客14人は、全員がワクチン接種を済ませていた。11月撮影(2021年 ロイター/Eva Plevier)
欧州で、新型コロナウイルスのオミクロン型変異株への感染確認が相次いでいる。ワクチン接種を済ませた人の感染も報告されている。
オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)によると、11月26日に南アフリカから空路でアムステルダムに到着し、後に新型コロナウイルスのオミクロン株への感染が確認された乗客14人は、全員がワクチン接種を済ませていた。広報担当者が2日明らかにした。
ギリシャでは、クレタ島在住の男性がオミクロン株に感染していることが分かった。同国でのオミクロン感染確認は初めて。この男性は先月、南アフリカから帰国したという。
アイスランドでもオミクロン株への感染が初めて確認された。現地紙が2日、報じた。感染した成人男性は追加接種(ブースター接種)も受けており、旅行経験はなかった。症状は軽微だという。
ノルウェーでは2日、5人目のオミクロン株感染者が確認された。首都オスロの当局によると、ある企業のクリスマスパーティーに参加した人の中から感染者が出たという。当局はさらなる感染拡大に警戒を強めている。
スペインでは、マドリードで初のオミクロン株の国内感染例が確認された。感染した男性(62)はアストラゼネカのワクチンを接種済みで、高リスク国への渡航歴や渡航者との濃厚接触はなく、国内での感染がすでに始まっていることを示した格好となった。
スペインでのオミクロン株感染確認はこれで4人目。他にも感染が疑われる2件の類似症例を調査中だという。
英国でも2日、オミクロン株の感染者を新たに10人確認した。英でのオミクロン株感染者は計42人となった。
【話題の記事】
・誤って1日に2度ワクチンを打たれた男性が危篤状態に
・新型コロナ感染で「軽症で済む人」「重症化する人」分けるカギは?
・世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...