フェイスリフトやボトックス、ラクダ美人コンテストでプチ整形発覚、大量失格に サウジ
不正は以前にも
巨額の賞金が懸かった人気の祭典だけに、不正は以前から付きものだったようだ。サウジアラビアのコンテストに話を戻すと、2018年にも大量のラクダが不正行為で締め出されている。
米公共放送のNPRは当時、『数十のラクダがボトックス注射によりサウジの美人コンテストで失格』と報じていた。
コンテストでは審査基準が公開されており、一例として革のように硬い口や、小ぶりな耳、長く突き出た唇などが美しいとされる。この基準を満たそうと、外見に手を加えようとする試みが後を絶たない。
同年のコンテスト数日前には、規約に反して獣医による整形手術を受けているラクダが発見され、失格となった。耳を小さくするための外科手術を獣医がクリニックで施したところ、まさにその現場を押さえられた形だ。大会ルールとして、違反したオーナーには5年にわたる出場停止処分が下され、場合によっては動物愛護法で裁かれる。
ラクダの美容整形というこの奇妙なニュースは、英ガーディアン紙や豪スカイ・ニュースなど世界のメディアが取り上げている。米ポリティコ誌は時事の話題をピックアップするニュースレターのなかで本件を取り上げ、「言葉も出ない」「サウジへの武器売却が今週、大統領によるインフラ法案よりも上院で強く支持されたことに記者は驚いたが、本件はそれを凌ぐものだ」と述べ、風変わりな出来事だとの印象を綴った。
camels get 'Botox' at Saudi beauty pageant