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東南アジアASEAN、中国と「包括的戦略パートナーシップ」 ミャンマーの今後の参加は不透明
東南アジア諸国連合(ASEAN)は28日、中国との関係を「包括的戦略パートナーシップ」に格上げすることで中国と合意したと発表した。首脳会議の様子、提供写真。(2021年 ロイター)
東南アジア諸国連合(ASEAN)は28日、中国との関係を「包括的戦略パートナーシップ」に格上げすることで中国と合意したと発表した。
ASEANは前日、オーストラリアとも同様の合意を締結。オーストラリアは、中国に先立ってASEANとの関係を格上げしたことになる。
ブルネイのハサナル・ボルキア国王が会見で明らかにした。
今週のASEAN首脳会議には、クーデターで実権を握ったミャンマー軍トップのミン・アウン・フライン総司令官が招待されなかったが、ミャンマーがASEANから追放される可能性はあるかとの質問に同国王は「ミャンマーはASEANという家族に欠くことのできない存在であり、加盟は疑問視されていない」と発言。
「ASEANは、いつもミャンマーのためにここにいる。5項目の合意を通じて支援を続けている」と述べた。
マレーシアのサイフディン・アブドラ外相は、別の会見で、ミャンマーが今後のASEAN会合に出席するかは不透明だとし、今回の欠席はミャンマー側の要請だったと強調。
ミャンマーがASEAN加盟を維持するかとの質問には「難しい質問で、答えられない」と述べた。
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